IoT用エッジPCの設定やインストールから解放!オリジナルIoTゲートウェイ”Gravio Hub”をセットアップしてみた!
この記事は1年以上前に書かれた内容です。
Gravioの機能・画面キャプチャーなどの情報が古い可能性があります。
最新情報は、Gravioオンラインマニュアルをご参考ください。
こんにちは、Gravio担当のアベです。
今回は、IoTゲートウェイである、GravioHubのセットアップを解説していきます!
こちらは、Gravio Standard以上を契約すると、無償でレンタルすることができます。
そもそも、IoTゲートウェイって何?というお話ですが、Gravioは、IoTのエッジデバイスとして、多数のセンサーを扱っています。
ただ、Gravioで提供しているセンサー自体はデータを送出することに特化しています(省電力や取り回しの簡便性など)ので、送出されたデータを現場で取りまとめる機器が必要となります。
このようなものをIoTゲートウェイと呼びます。
通常ですと、Raspberry Piもしくは似たような小型PCにOSを入れて、IoT用のソフトを入れて、みたいなことを行うケースが多いです。
ですが、Gravio Hubはそのような複雑なことを行わずに、ネットワークに参加させるだけでGravio Studioから利用ができるようになっています。
本機材を使うことで、迅速にIoTを展開できます!
用意するもの
- Gravio Standard以上の契約
- 無償貸出Gravio Hub
- Gravio Hubセットアップ用のPC
- 接続可能なWiFi
今回の手順
- Hub初期設定
1-1. Gravio Hubを起動
1-2. PCでGravio HubのWiFiに繋ぐ
1-3. ブラウザでセットアップページに接続
1-4. 各種設定を行う
1-5. PCのWiFiを元に戻し、接続確認 - Gravio Studioを起動し、接続確認
1-1. Gravio Hubを起動
レンタルを申し込むと、Gravio Hub本体に加えて、給電に必要なコードやアダプターも付属します。
コンセントに接続して、青に点灯することを確認してください。
青に点灯していれば、システムは起動済みで、初期状態です。
1-2. PCでGravio HubのWiFiに繋ぐ
Gravio Hubが青に点灯している状態で、セットアップ用のPCのWiFi設定画面を開いてください。
「GravioHub-××××××」というアクセスポイントがありますので、接続します。
パスワードは、「graviohub」です。
1-3.ブラウザでセットアップページに接続
WiFiに繋いだ後、ブラウザを起動し、URL欄に「http://192.168.100.1:8080」を入力すると、Gravio Update Managerが起動します。
IDとパスワードは、初期設定でどちらも「gravio」を入力します。
1-4. 各種設定を行う
ログイン後、上から順に設定を行います。
【初期パスワードの変更】
入力後、「パスワードの変更」をクリックします。
【時刻設定】
デフォルト「 Asia/Tokyo 」・「NTPを使用」のままで大丈夫です。
【地域設定】
デフォルト「Japan」のままで大丈夫です。
【ホスト名】
ホスト名とは、簡単に言うとHub自体の名前です。最終的にGravio StudioでこのHubを見たときのHub名がここで決めた名前になります。
今回の例では、「gravio」と入力し、「ホスト名の設定」をクリックします。
設定をすると、自動的にGravio Hubが再起動します。
【Gravio Hubのインターネット設定】
現時点では、セットアップしているPCとGravio Hubのローカル接続のみですが、実際の運用のためにGravio Hubをインターネットに接続する作業が必要です。
会社や自宅などのWiFiをプルダウンから選択し、パスワードを入力して接続します。
普段PCで接続するWiFiと同一のWiFiに接続する必要があります。
「DHCPを利用」「静的IPアドレス」の選択に関しては、Gravio HubのIP設定です。
今回は、「DHCPを利用」を選択します。
※静的IPアドレスを指定したい場合は、「静的IPアドレス」を選択してIPアドレス情報を入力して下さい。
「設定する」をクリックすると、ポップアップウインドウが出ます。
「実行」を押してください。
実行できれば、Gravio Hubがネットワークに接続された状態になります。
そのため、セットアップに使っている現在のPCのWiFiを通常のWiFiに接続し直す必要があります。
PCのWiFi設定画面で、Gravio Hubが接続したWiFiとおなじWiFiに接続してください。
そして、ブラウザで先ほど設定した「<Hostname>.local」と入力します。
今回の場合は、ホスト名を「gravio」にしたので、「gravio.local」と入力します。
ログイン画面が出ることを確認できたらOKです。
設定ができたら、Gravio Hub本体のライトを見てましょう。
接続が上手くできていれば、白色に点灯しているハズです。
白に点灯していれば、ネットワークに接続が完了しており、正常に起動している状態です。
ここまででGravio Hubのセットアップは完了していますので、Gravio Studioから接続できるかテストしましょう。
Gravio Studioを立ち上げると、セットアップが完了したHubが出ていますね!
もし、出てこない場合はPCの再起動をお試しください。
まとめ
これで、Gravio StudioからGravioHubに接続ができるようになりました。
基本的には、Gravio Update Managerの設定画面の項目を一つ一つ設定していくだけですので、簡単にできます!
ここまで設定ができたら、次にやることは、実際にセンサーをペアリングしたり、データを活用するために色々と設定をする、ということになってきます。
デバイスのペアリング、データの活用などは、過去のブログで解説しているので、是非ご覧ください!
この通りに設定しても上手くできない場合は、ユーザー様専用のWebサポート窓口にお問い合わせ下さい。