<最先端の教育をGravioで実践!>Gravioを活用した中学理科の授業が、マイクロソフト様の認定教育イノベーターにおいて2020年のAI Learningアワードを受賞されました!
こんにちは、Gravio事業部のタルミです。
本日は嬉しいニュースをお届けしたいと思います。
先日開催されたマイクロソフト社様の「認定教育イノベーター制度」の2020年アワードで、弊社Gravioを活用し、最先端の授業を展開されている愛知県江南市立西部中学校の岩田智文教諭がAI Learning Awardを受賞!
オンライン授賞式の風景
このアワードですが、全国におられるマイクロソフト社認定教育イノベーターさんの中から、5つのカテゴリーに各1名のアワード選出とのことですから、かなり「狭き門」と言えるのではないでしょうか。
授業は、エッジコンピューターとなるGravioを核に、校舎内いたるところに弊社オリジナルの温湿度気圧センサーを設置し、それぞれのセンサーが発出する「高度と気圧の関係」をリアルタイムで収集、そのデータを生徒さん達がグループごとに貸与されているWindows 10 PCで分析、考察するのとあわせ、先生がMicrosoftPower BIを使ってリアルタイムのグラフ表示を行ない、生徒さん達と一緒に更に考察を深める、という形ですすめられました。
本授業ですが、弊社およびインプレス様、みんなのコード様と協力させていただき、ICTを活用した授業の展開方法として事例形式で情報発信をさせて頂いておりますので、是非ご活用ください。
下記リンクから授業内容全体、および学習指導案サンプルがダウンロードできます
実際、授業を拝聴させて頂いたのですが、弊社社員および関係者全員が「子供の頃にこういった授業を受けたかった!」と口にしていたのが印象的でした。
生徒さん達が楽しんで、笑顔で授業を受けている姿はすぐに思い出せます。(実際、オトナの目線でもむちゃくちゃ面白いんですよ!)
私、実は教員免許を持っているのですが(高校の地理歴史)、憧れの授業がそこにあった、といっても過言ではないでしょう。
インタラクティブでみんなが作る、大きな「一体感のある」授業でした。
エッジによる大量の気圧データ(センサーはかなりの台数!詳細はダウンロード事例に記載ございます)をカンタンかつ迅速に処理し、そのデータをPower BIへ。
データを共有し、生徒全員が「体感」する。
今までは事前に用意された、教科書に印刷されているデータを使っての授業から、ライブでリアルな、「いま何がおきているか」を生徒が実感することができる授業へ。
人口減による学区の再編や、新型感染症などの流行に伴い、企業における「テレワーク化」と同じく、学校でも今後「リモート学習」が浸透していく可能性は今後も増えてゆくでしょう。
そのような「授業形態の変化」に、教材や学習指導案も「デジタルと相性のよいもの」を取り入れていく必要があるのではないでしょうか?
実際、授業でも「データの持つ価値」と「遠隔地の情報の自動収集と表示の自動化」という形で、弊社が現在提唱している“CAR”(Cloud, Automation, Remote)が教育の現場でも活用できることが印象的でした。
今回のアワード受賞を通して、岩田先生の生み出される「学習活動」はまさに次世代を見据えた授業のリファレンスモデルになるのではないでしょうか。
また、Gravioとしても、様々なシーンで活用いただけることを積極的に推進していくべく、今後も様々なセンサーの対応、接続先の強化を図ってまいります。
実際、先生からも「次のセンサーは何ですか、楽しみにしています!」とありがたいお言葉を頂戴しておりますので、期待にお応えできるよう頑張りたいと考えております。
最後になりますが、改めまして、岩田先生の実践がアワードの受賞となったことを弊社、関係者一同、非常に嬉しく感じております。
本当におめでとうございました!