山梨県最大規模の健康施設として、県民の健康を長年に渡り支え続けている山梨県厚生連健康管理センター。コロナ禍に際しても真っ先に感染対策に取り組み、その一環としてセンサーを活用したGravioの二酸化炭素濃度(CO₂濃度)見える化ソリューションを導入。施設内の密になりやすい場所のCO₂濃度を測定しスタッフや受診者の目に触れる位置に示すことで、客観的な根拠に基づいた屋内換気を実施できるようになったとともに、受診者に対してもより大きな安心感を提供できるようになった。
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導入について
新型コロナ対策の換気を実施するための客観的な判断基準がない
─ まずは、山梨県厚生連健康管理センター様の事業内容について教えてください。
齊藤氏:当センターはJAグループの健康管理センターとして1986年に開設以来、公的医療機関としての特性も踏まえ、JAの組合員や地域住民に健康管理・増進サービスの提供に取り組んで参りました。2001年に現在の施設を開設して、人間ドック等の施設健診の受け入れ体制を整備し、現在では検診車を使った巡回住民健診も含め、年間約12万人の皆様に健康診断を受診していただく等、県民の方々の健康を守るお手伝いをしています。
─ 昨今では、新型コロナの感染対策にも力を入れておられると聞いています。
志村氏:はい。県内でもかなり早くから発熱外来を開設して新型コロナの診察に対応してきたほか、ワクチン接種や自治体へのスタッフ派遣など、さまざまな面で自治体と連携しながら感染症対策に取り組んでいます。また健康診断や人間ドックを受けに来られる方々への感染対策にも万全を期しており、マスク着用や消毒の徹底はもちろん、待合室の椅子の間隔を開けて“密”を回避したり、換気をこまめに行うなど、徹底した対策を施しています。
─ こうした対策の一環として今回Gravioを導入いただいたとのことですが、どのような背景があって導入の検討を始められたのでしょうか?
桜田氏:2020年まではセンター内での感染リスクを回避するために、各フロアにいるスタッフが目視で人の数を数えて、“密”だと判断したら窓を開けて換気を行っていました。しかしただでさえコロナ対策で忙しいスタッフにとってこの作業は負担が大きく、また人による主観的な判断では本当に換気の必要があるのかどうか厳密には分かりませんでした。それに真夏に窓を開けると室内が暑くなり、また冬は寒くなってしまうため、できれば窓を開けて換気する際には客観的な判断基準が欲しいと考えていました。
齊藤氏:当初は感染回避が何より最優先でしたので「とにかく窓を開けろ、開けろ」という方針でしたが、やはりやみくもに開けているだけでは季節によっては室内の快適さが大きく損なわれてしまいます。そこで、厚生労働省が室内換気の目安として示している「CO₂濃度が1,000ppm以上」という基準値を正確に測定して、換気の目安とできる手立てはないかと探し始めました。
他の病院でのCO₂濃度測定の事例を見てGravioの導入を検討
─ CO₂濃度を測定する手段として、当初はどのような方法を検討されたのでしょうか?
桜田氏:ネットで比較的安価で手軽に入手できる測定器を見つけたので、試しに導入してみたのですが、定期的に測定器のそばまで行って測定値をチェックする必要があり、現場のスタッフにとっては負担が大きそうでした。そこで他に何かいい方法はないかと探していたところ、とある病院さんがGravioを導入して待合室のCO₂濃度を見える化する仕組みを実現したという事例記事を見付けました。「これぞまさにわれわれが探し求めていたソリューションだ!」と直感して、早速アステリアに問い合わせることにしました。
─ Gravioのどのような点がニーズに合致すると思われたのでしょうか。
桜田氏:CO₂センサーを設置することでCO₂濃度を正確に測定できるとともに、もし計測値が一定の値を超えると警告ライトで周知に通知できる点がとても実用的だと感じました。これならスタッフがいちいち機器のところまで行って測定値を確認する必要はなく、換気の必要性があるかどうかを一目で判断できます。また当センターでは現在、IoT技術を使った医療の高度化に取り組んでおり、CO₂センサーを活用したGravioのIoTソリューションはまさにこの方針にも合致していました。
─ Gravioの導入作業はどのように進められたのでしょうか。
桜田氏:まずはアステリアの担当者に製品の特長について教えてもらい、実際に製品のデモなどを見せていただきました。その結果、「これなら情報システム部門の手を借りることなく、独力でも導入できるかもしれない」と感じました。
齊藤氏:当センターの情報システム部門は、常にいろんな案件に忙殺されていますから、Gravioの導入作業を依頼しても時間がかかることが予想されました。しかしこの取り組みはコロナ対策の一環であり、とにかく一刻でも早く実現したかったので、情報システム部門に頼らずとも導入できる点は大いに魅力的でした。
─ 桜田様は現在、企画管理課と総務課の課長を務めていらっしゃいますが、これまでIT関連の仕事をされた経験はあったのでしょうか?
桜田氏:まったくありません。特にコンピュータに詳しいわけでもなく、決してITリテラシーが高い方ではないのですが、それでもアステリアの担当者にノーコードで操作ができる点を製品デモで説明いただくにつれ、「これなら自分でもできるのではないか」と確信するようになりました。そこで思い切って情報システム部門の手を借りずに、自ら構築にチャレンジしてみることにしました。
経験のない総務課長が独力でGravioの構築作業を完遂
─ Gravioの導入にはどの程度の期間を要しましたか?
桜田氏:初めてアステリアに問い合わせたのが2020年11月で、翌年1月には本番稼働を始めましたから、2カ月程度でしょうか。しかもこの間ずっと作業を行っていたわけではなく、別の業務に追われている期間もあったので、実質的にははるかに短い期間で構築作業を終えることができました。CO₂センサーも含めた機器の設置は1日程度で済みましたし、ソフトウェアの設定作業も実質的には数日程度しかかかりませんでした。
施設内3フロア、密になりやすい待合スペースを中心にCO₂センサーを14カ所設置
─ 今回構築された仕組みの大まかな構成を教えてください。
桜田氏:2021年1月に、まず第一弾として3階建て各フロアにエッジコンピュータを設置し、密になりやすい待合スペース、受付カウンター、カフェスペースなど14カ所にCO₂センサーと警告ライト「Gravio ライト」を配置しました。
CO₂センサーが計測するCO₂濃度が800ppm以下の場合はライト表示を緑に、800~1,000ppmまで上昇すると黄色に、そして1,000ppmを超えると赤色に点灯し周囲に換気のタイミングを通知する仕組みになっています。さらに2021年3月には第二弾としてLED表示パネル「Gravio LEDマトリックス」を追加設置し、常に変化するCO₂濃度の測定値をリアルタイムに表示させる仕組みも実現しました。さらに同年6月には、基準値を超えるとメールで管理者に通知する機能も追加しています。
─ こうしたさまざまなデバイスの制御やメール送信などの処理は、すべてご自身で構築されたのでしょうか。
桜田氏:はい。アステリアに助言をもらいながら独力で進めました。分からないことが出てきても、アステリアに質問を投げればすぐに回答を返していただけたので本当に助かりました。それに構築といってもプログラムコードを書く必要は一切なく、シンプルな設定作業のみで済みますから実に簡単でした。個人的には、PCやスマートフォンの操作がおぼつかないような方でも導入できるのではないかと思うぐらい、とても簡単に感じました。
スタッフや受診者により高いレベルの安心・安全を提供
─ これら一連の仕組みを導入した結果、スタッフや受診者の方々からはどのような声が挙がっていますか?
志村氏:警告ライトとLED表示パネルは各フロアにいるスタッフや受診者の目に常に触れる場所に設置しているので、誰が見ても一目で換気の必要があるのかどうかが分かるようになりました。これまでのようなスタッフの主観的な判断とは異なり、客観的なデータを基にした判断なのでやはり説得力があります。実際にはライトの色が緑から黄色に変わったらすぐ換気するようルール化しているので、1,000ppmを超えたことはこれまで一度もありません。
齊藤氏:受診者の方からも「とても安心できる」という声をいただいているほか、中にはとても興味を示してくれて「うちの会社でもぜひ導入したい」とおっしゃる方もいます。やはりこうしてはっきり目に見える形で対策を行うことは、受診者の方々に安心を提供するという意味でとても有意義な取り組みだったと思います。
─ 初回リリース後も段階的に新たな機能を追加されていますが、今後もGravioを使って何か新たな施策に取り組まれる予定はあるのでしょうか?
桜田氏:現場の医師からは早くも「CO₂センサーを追加できないか」という要望が上がってきています。特に胃カメラ検査を行う現場では、受診者がマスクを外して嗚咽や咳をすることがあり、より厳格な換気対策が求められます。そのため、検査用の個室に個別にCO₂センサーを設置すべきではないかという声も上がっています。また健康管理システムやデジタルサイネージなど、外部のシステムや機器とのデータ連携ができればさらに便利になるのではないかとも考えています。
─ CO₂センサー以外のセンサーを活用する予定はありますか?
桜田氏:まだ構想段階なのですが、換気するために窓を開けた際の室内の温度変化を温度センサーで可視化したり、重要情報を管理している部屋の入退室管理を手書きから開閉センサーとカメラを使ってデジタル化できればいいなと考えています。また、とあるクリニックさんがカメラによるGravioのAI画像推論を活用し、待合室の混雑状況を自動的に検知してホームページでリアルタイムに待合人数を公開しているという事例を拝見しました。ぜひ当センターでも同じような仕組みを実現させたいですね。
─ 最後に、Gravioの開発メーカーであるアステリアに対する印象をお聞かせください。
桜田氏:技術サポートに関しては「これ以上はない」というぐらい懇切丁寧に対応いただき、本当に感謝しています。Web会議ツールによるオンラインサポートで極めて迅速に対応いただいたおかげで、ITの専門家ではない私でもこれだけ短期間のうちに仕組みを構築できました。
齊藤氏:これから当センターとしては、今後ともアステリアには先進的な提案をもらいながらIoTやAIといった先進デジタル技術を積極的に活用してDXを推進していきたいと考えています。
【ソリューション配置図】約40個のセンサー・表示器を活用したCO₂濃度の「全館見える化」を実現
●山梨県厚生連健康管理センター様にて構築された「Gravio二酸化炭素濃度(CO₂濃度)見える化ソリューション」の
【評価機の貸出し】を行っております。お問合せは こちら 。
●当導入事例については、アステリアが運営するオウンドメディア「in.LIVE」でも紹介しております。
興味のある方はぜひ こちら もあわせてご覧ください。
「IoTを活用したCO₂濃度の見える化を総務部だけで実現! 山梨県厚生連健康管理センターに聞いた、医療機関×DXの第一歩とは」
Gravio
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ご担当者様
Gravioを使ってCO₂濃度をリアルタイムに可視化できる仕組みを導入したことで、スタッフや受診者の方々により大きな安心を提供できるようになりました。これを皮切りに、IoTを有効活用したDXの施策をさらに加速させていきたいと考えています。
参事
齊藤 祐紀様
当センターは県内でもいち早く感染症対策に力を入れてきており、館内の三密回避の取り組みにも万全を期してきました。今回Gravioを使ったCO₂濃度の可視化ソリューションを導入したことで、その取り組みをより確実なものにできたと自負しています。
健康推進部 企画広報課長
志村 直樹様
Gravioはノーコードで操作ができ、プログラミング経験がまったくない私でもIT部門の助けを借りずに独力で構築できました。またアステリア担当者に手厚くサポートいただいた点も、非IT部門による内製での構築を可能にした大きな要因だったと思います。
総務部 企画管理課長 兼 総務課長
桜田 一哉様
山梨県厚生連健康管理センター
所在地
〒400-0035 山梨県甲府市飯田1-1-26URL
https://www.y-koseiren.jp設立
事業内容
山梨県内を事業区域として、JA組合員をはじめ県民の健康を守るため、人間ドック、各種健康診断を行っている健診専門の医療機関です。日本総合健診医学会の優良総合健診施設に認定されており、MRIやCT等の先進医療機器を駆使し、医師や専任スタッフの最先端医療技術による精度の高い検査を行っています。