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2018-11-22

Gravio基本機能1 ~センサーデバイスからのデータ収集編~

Gravio基本機能1 ~センサーデバイスからのデータ収集編~

Gravioの主な機能は以下の4つです。

  1. センサーデバイスからのデータ収集
  2. 収集したデータの蓄積と加工処理
  3. 接続済みデバイスの制御・駆動
  4. 様々なサービスとの接続

 

今回は、1.の”センサーからのデータ収集機能”について、一般的な手法と比較して説明いたします。

IoTデータの収集について

 

通常、各種センサーからデータを収集する際は、以下の手順で実施します。

  1. 各センサー専用アプリケーションのインストール
  2. センサーとアプリケーション間における接続の確立
  3. センサーからのデータ収集方法(種類、頻度など)の設定
  4. センサーから受け取ったデータをアプリケーション内で処理し表示

                                  
簡単にデータを収集する上で、汎用性の高い環境を想定します。そこで、入手しやすく、かつ、PC(Windows)との接続も容易な、Bluetooth接続のマルチセンサー「CC2650STK」(Texas Instruments社製)を利用して、具体的な手順を説明いたします。

CC2650STKセンサー

Bluetooth接続マルチセンサー「CC2650STK」の場合、

通常、データを表示できる専用アプリケーションをまずはインストールします。

{アプリケーション(参考):https://www.microsoft.com/ja-jp/p/cc2650sensortag/9nzhqt7rrh8s}

次に、センサーの電源を投入し、BluetoothデバイスとしてPCとペアリングを行います。

インストールしたアプリケーションを起動すると自動的にセンサーと接続され、温度などのセンサーデータがアプリケーション上でリアルタイム(1秒単位)d表示されます

上記のとおり、センサーデータを収集するためには、専用のアプリケーションが必要になるケースが多く、センサーの種類が増えるほどその手間は増大します。

また、データの種類や形式、データを収集するタイミング、アプリケーションの使い方などがそれぞれのセンサーで異なるため、センサーの種類が増えると設定が複雑になります。

Gravioは、こうした複雑性を解消できるソフトウェアです。各種センサーとの接続手順が既に実装されているため、専用のアプリケーションをインストールすることなく、各種センサーに関する固有の知識がなくても、Gravio上で共通化されたサイズのもとデータを収集することが可能です。

■ 複数のセンサーデータを一元的に収集

実際のIoTプロジェクトでは、単一のデータだけではなく、複数のセンサーデータを組み合わせて活用するケースがほとんどです。

しかし、先に紹介した専用アプリケーションでは、データの表示と閲覧のみができ、出力や連携を行えないため、一元的なデータの収集はできません。  

Gravioでは、センサーごとにアプリケーションを用意する必要がなく、複数のセンサーデータを一元的に収集できます。さらに、専用アプリケーションでは対応していないものも多いファイルの出力についてもカバーしているため、簡単に他のシステムにデータを送ることができます。

(出力機能の詳細については、基本機能4~様々なサービスとの接続~ で解説いたします。)

■対応センサー

IoTに使われるセンサーは、有線のセンサーもあれば無線のセンサーもあります。Gravioでは、気軽にIoTを利用していただけるよう、一般的な接続方法であるBluetoothやUSB経由での接続に対応しています。 

現場で実際に必要とされるデータの種類は多岐にわたります。例えば、快適な空間で働けているかを把握する場合には空調に関する温度などのデータ、機械の動作に異常が無いかを検知する場合には動きや振動に関する加速度などのデータがよく利用されます。 

Gravioでは、そのようなニーズを加味し、温度、気圧、照度、振動、加速度、開閉、人感など、汎用的なデータを収集できるセンサーに対応しています。 

更にGravioではカメラの画像を基にして、有意なデータを推論・生成し収集できる「ソフトウェアセンサー」という新しい機能も内蔵しています。

このソフトウェアセンサーにはAI機能が搭載されており、映像中の人の数や、天候等も検知することが可能です。

(ソフトウェアセンサーについては、内蔵のML/AI機能を利用し、カメラ画像から推論データを生成 -にて詳しくご説明しております。)

 

■センサーの無償貸出

 月額500円からの有償プランでは、Gravioに対応したセンサーを無償で貸し出しており、センサー選定の手間を省き、よりスピーディーにIoTを開始することが可能です。

センサーは温湿度、振動、人感、開閉、ボタンスイッチの5種類をご用意いたしており、無償貸出となります。

センサーの詳細については、レンタルデバイスのページを御覧ください。

■設定方法

Gravioを利用してセンサーからデータを収集するための手順はとても簡単です。

  1. Gravioをインストール
  2. センサーとGravioを接続
  3. センサーの動作を制御するための設定
    (ア) 収集したいデータ種別を選択
    (イ) センサーの登録
    (ウ) センサー名の右に表示されるスライドボタンを有効にする
  4. データビューアーで収集データを確認

5分程度の簡単な設定でセンサーからのデータ収集を開始できます。ぜひお試し下さい。

なお、簡単な温度データを可視化する方法をQiitaに掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

温度センサーのデータをエクセルで簡単に表示

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