<ノンクラウドで会議室を管理>エッジサイドで完結する会議室の状況確認テンプレートを無償公開いたします! (もちろんクラウド上に設置することもできますよ)
Gravio事業部のタルミです。新型感染症対策で、「働き方」の見直しを行われているお客様が増えているのを実際に肌で感じています。テレワークを導入する会社さんも増えてきていますし、テレワークに移行しにくい業種のお客様では、オフィスなどファシリティの部分的な改善を検討されるケースが多いですね。それらの検討の中で「自動化」や「省人化」は“密”をさけるための重要な項目となっており、AIやIoTを活用することで解決できないか?というものです。もちろん、テレワークへの移行が進むことで、今後もオフィスやファシリティの見直しは多く発生することでしょう。
いくつか例をあげてみますが、オフィスやワークスペースですと、カメラを使った顔認証や人物検知を利用した入退室に関する情報の収集、ドアなどの出入り口に設置したセンサーと連動した通知や、「アルコール噴霧器」の利用状況の収集、また盗難予防をしたい、といったものがございます。これらをAIやIoTを活用して実現するわけですね。
弊社のエッジウェア「Gravio」はこのようなニーズに簡単に対応することが出来る製品です。
既存のPCにインストールして利用する気軽さ、認証済み無償貸出センサー、GUIを用いた簡単な設計画面が、現場での「センシング」と「通知」を簡単に設定し、運用が可能となっています。
そこで、今回は、「通知」の部分にフォーカスを当ててみたいと思います。
「通知」には様々な方法があります。弊社のお客様利用例からいくつか思いつくものを上げてみますが、LEDライトのようなものを点灯させたり、LINEやSlack、MS Teamsなどのクラウド系メッセージツールを利用したり、音声ファイル再生でアラートを鳴らすなどもありますね。また、グラフツールやBIツールで視覚的に通知するケースもあるかと思います。
その中でも、視覚的な通知は人気がありますね!宅配業者さんの集荷状況などを社内ポータル上に表示したり、郵便物の配送が有った際に特定メンバーが情報をブラウザー上で確認できるようにしていたりなど、いろいろな使い方ができます。
しかしながら、ブラウザー上でセンサーの情報を可視化するためには、ある程度の知識が必要になります。
そこで、今回は弊社が作成した「会議室状況管理システム」のテンプレートを無償公開させていただくこととしました。
本テンプレートは温湿度センサー、人感センサー、無線スイッチなどにより生成されるセンサー情報を、ブラウザベースで可視化するものです。本テンプレートを参考に、必要なセンサーと表示を変更いただき、お客様側で必要となる「可視化」を作成いただくためのテンプレートです。ご自由にお使いいただくのとともに、あわせてGravioのご導入をご検討いただければ幸いです。
しくみ
1:各会議室にGravio温湿度センサー、Gravio人感センサー、Gravio無線スイッチを設置
2:それぞれの会議室からセンサー電波の届く距離(20〜30m)にGravioがインストールされたPCを設置
3:今回ご紹介するプログラム各種を2のPCに導入
4:同一ネットワーク内にある他PCのブラウザから3の情報を見る
それぞれのセンサーの接続などは過去のブログに詳細がございますので合わせてご参照ください。
ソースコードはこちら(GitHub)
空室、在室で各部屋の色を変更。下には温湿度情報と、緊急時には各部屋のボタンを押すことで
アラートが表示されます。
このような仕組みを利用することで、頻繁な各部屋の状況目視、確認などの手間が省けます。
また、会議室の温湿度を検知することで、ファシリティ品質の向上にも寄与します。CO2センサーとの接続も可能ですので、「密」の検知といった意味にもお使い頂けますね。
今回のテンプレートは可視化の部分のみご紹介をさせていただきましたが、当然Gravioが持つ機能は他にもございます。クラウドに接続した環境であれば、上記の情報をメッセージアプリ(LINE,Slack,MS Teamsなど)に連携することも簡単にできますし、DX的な観点で言えば長期間の会議室利用(人感センサーによる入室検知情報)をGravio側でCSVに加工したり、Office365に接続することで、分析用のビッグデータとしてご利用頂くことも可能です。売上と会議室利用率との相関を取ってみたり、使い方はいろいろあると思います。
ぜひ、本テンプレートをご活用いただき、AIやIoTを使った「自動化」「省人化」による「ビジネスオプティマイゼーション」を実現して頂ければと思います。
Lenovo様の会議室管理システム導入事例もぜひご覧ください。