Gravioから「Chatwork」に連携してみよう!現場で収集した様々なデータを基準に、人に「気づき」を与えるメッセージ通知をノーコードで設定する手順を解説。
こんにちは、Gravio担当のシムです。
7月にGravioのバージョン5.0が正式にリリースされました!(パチパチ)
新しい機能がたくさん追加されましたが、本ブログでは新しく追加されたアクションコンポーネント、「Chatwork」の設定方法についてご紹介します。GravioからChatworkに連携する際、メッセージ通知の他に、ファイルを添付することもできます。本ブログではメッセージ通知と共に画像ファイルを送る設定まで進めていきます。
Gravioでは、人に「気づき」を与えられる様々なメッセージサービスへのノーコードでの連携が可能です。Chatwork以外にもLINE通知、LINEWORKS通知、Slack通知、Microsoft Teams通知もブログで解説していますので、ご興味がございましたらこちらもご覧ください。
本ブログはGarvio中級者向け(操作感を把握されている方向け)です。
初心者の方は、まず以下をご覧ください。
- 【初心者が10分で実践するIoT 第一回】Gravio4でCO2センサーを設定してデータ取得する方法!
- 【初心者が10分で実践するIoT 第二回】Gravio4を使って、CO2の上昇をLEDライトで警告してみた!
- 【入社2ヶ月の新人が挑戦】現場データをセンサーで取得し、Microsoft Excelに自動で書き出してみた
用意するもの
- Gravioアカウント(有償版のご契約が必要となります。)
- Chatworkのアカウント
使用環境
- Chatwork(ブラウザ版)※2023/08/07時の環境
- Gravio Studio 5.0.0(Windows版)※macOS版でも同様に設定可能です
- Gravio HubKit 5.0.0 (Windows版) ※macOS版、GravioHub版でも同様に設定可能です
目次
- Chatworkでの設定
1-1. Chatworkサービス連携画面にてAPIトークンを取得
1-2. ルームID取得 - Gravio Studioでの設定
2-1. 画像ファイルの保存
2-2. アクション設定 - まとめ
こちらのステップでは、ChatworkをGravioと連携するために必要なAPIトークンとルームIDを取得します。いずれもGravio Studioの設定の際に必要になりますので、メモしておきましょう。
最初に、Chatworkにログインしていただきます。ホーム画面右上の「アカウント」をクリックして、プルダウンメニューから「サービス連携」をクリックします。
サービス連携から「APIトークン」をクリックすると固有のAPIトークンが表示されますので、そちらをメモしてください。
こちらのステップでは、Gravioからメッセージ通知を送る宛先となるテストチャットを新規作成して、ルームIDを取得しています。
メイン画面左上の「+新しくチャットを開始する」をクリックして「グループチャットを新規作成」をクリックします。
チャット名、アイコン、概要、メンバー招待などを設定して「作成する」をクリックします。私はチャット名を「Gravio Test」と名付けて作成しました。
続いて、新規作成したチャット画面右上の「歯車アイコン」をクリックして、「グループチャットの設定」をクリックします。
ポップアップする設定画面の下に表示されているルームID をメモしてください。
以上で「1. Chatworkでの設定」は完了となります。お疲れ様でした!
こちらのステップでは、Step1でメモした「APIトークン」と「ルームID」を使ってGravio Studioでの設定をしていきます。
まずは、新規作成したChatworkチャット「Gravio Test」にメッセージ通知と共に添付される画像ファイルを Gravio HubもしくはGravio HubKitインストール済のPC(Win/Mac)に保存します 。
Gravio Studioを開き、アクションタブ上部にある「データフォルダー一覧」をクリックして「アップロードボタン」をクリックします。
あらかじめ用意していた画像ファイルを選択して、「開く」をクリックします。「下記のファイル アップロードに成功しました」が表示されればOKです。こちらのファイル名も後で必要なのでメモしておきましょう。
続いて、アクション設定を進めていきます。
アクションを新規で作成して、コンポーネントは「Chatwork」を選択します。
「Chatwork」コンポーネントに以下の項目を入力してください。
- ルームID:Step1でメモしたルームIDを書き込みます。
- テキスト:チャットに通知されるメッセージ文章を書き込みます。
- ファイル名:Gravio HubもしくはGravio HubKitインストール済のPC(Win/Mac)に保存した ファイル名を書き込みます。
- トークン:Step1でメモしたAPIトークンを書き込みます。
入力が終わりましたら、右上の「再生ボタン」をクリックして正常に動くか確認します。
画面下のログに「Action Ended」が表示されたらOKです。
あとは、お好きなトリガーを設定していただくことでStep2は完了です。
本ブログは中級者向けですので、設定方法の解説については別のブログをご参考ください。
最後に、Chatworkにちゃんとメッセージ通知されているか確認してみましょう。アクション設定で入力したテキストと画像ファイルが問題なく受信されていますね!
以上で、新コンポーネント「Chatwork」の設定は完了です。お疲れ様でした。
以上で、新コンポーネント「Chatwork」の解説は終わりになります。
数分で簡単に設定できるので是非お試しください。
今後も新しくなった機能や様々なノウハウを解説していきますので、ご期待ください!