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2019-07-25

LINEでセンサーが拾った情報を伝えよう<通知システムその3>〜日本、台湾両国で非常に良く利用されているメッセンジャーアプリといえばLINE!そこにGravioから通知したい!〜

LINEでセンサーが拾った情報を伝えよう<通知システムその3>〜日本、台湾両国で非常に良く利用されているメッセンジャーアプリといえばLINE!そこにGravioから通知したい!〜

情報の「伝え方」をニーズにあわせてみよう!

Gravio事業部のタルミです。

企業内における情報伝達にメッセンジャーアプリを利用するケースは至るところで目にしますよね。

もちろん、プライバシーポリシーなどから、アプリの利用制限をされているというケースも少なからず耳にしますし、会社では禁止されているのに、現場ではグループを設定して内輪で利用しているケースもあろうかと思います。シャドーITとか言われるケースですね。このあたりは各企業のセキュリティーポリシーや業務スタイルによって考え方が違いますので、

一概に「どの方法」が良いか論ずるのは難しいところですが、やはり、手元に必要な情報が

違和感なく「すっ」と入ってくるのは、便利であることに変わりはありません。

便利でなければ、メッセンジャーアプリがこれほど多くの利用者に受け入れられていない、ということが回答なのでしょう。

さて、これまで、各ユーザー様にまんべんなくGravioを利活用いただきたいということで、Microsoft TeamsSlackE-mailSMSなどとGravioを簡単に接続してセンサー情報を元にした通知の仕組みをご紹介してきました。

そして今回は、国内シェアNo.1、横綱クラスの「LINE」さんにつないでみたいと思います。

もちろん利用者が多く、使い慣れている、というシェア的な面からもLINEは魅力的ですが、実は先般より協業を行っております台湾の会社(Gorilla Technology社)とのコミュニケーションにおいても、先方が「タルミさん、LINEアカウント持ってる?」と聞いてくるくらい良く利用されているようですし、台湾だけではなく香港などでもシェアを拡大しつつあるLINEさん。

やはりメッセンジャーアプリは「使い慣れたもの」がいいというお声も多いので、これはやってみる価値がありそうです。

せっかくのツールも、使われなければ意味がありませんので。

LINEで情報を「伝え」てみよう!

前回同様、Gravio有償版にて無償貸出をしている4つのセンサーの中から、センシングしたい事象に合ったセンサーを選びます。お手洗いの占有状況を見たければ開閉センサーなどが適してますし、部屋やエリアの利用状況を見たければ人感センサー、という感じで、お好みのセンサーを選んで頂ければ問題ありません。

今回は、既にSlackで通知システムを設定してあるHACCP対応デモの冷蔵庫センサーの情報を流用します。

仕組みはシンプルです。

センサー側は冷蔵庫の温度を逐次Gravioに通知しているので、その温度データに閾値を設けて、○℃を超えたら、LINEに固定メッセージを投げる(例:1Fの冷蔵庫内温度が高いです。確認してください)というものです。

IoTのセカイでいうところの、トリガーの設定(閾値がトリガーです)を行ない、実行するプログラム(Gravioではアクションといいます)が、LINEのメッセージを作成して送る、に相当します。

強い味方、LINE Notifyを使えばすぐにできる!

メッセージの発出を行なうためには、PCからLINE Notifyにログインすることが必要です。

こちらのLINE Notifyサイト( URL https://notify-bot.line.me/ja/E-mailアドレスパスワードでログインをすることで、

Webサービスからの通知をLINEで受信することが可能になります。

LINE Notifyサイト

ログインし、上記の「マイページ」から、アクセストークンの発行、というところをクリックすれば、LINE Notifyに接続するための「トークン」が瞬時に発行されます。

アクセストークン発行ページ

この「トークン」をメモ帳やテキストエディターなどの使いやすいツールにコピーしておきます。

なお、LINE Notifyの各種情報や設定方法はQiitaで詳細を掲載していますのでご覧ください。

『LINEへの通知をワイヤレスボタンで実行する』

そして、トークンさえ発行してしまえば、このあとの設定は本当に簡単です。

で、LINE側を見て、このようなメッセージが来ていればLINE Notifyの設定が出来ています。

LINE NotifyからのWelcome messageメッセージ

面白いのが、Welcome messageが英語なんですよね(^^)

日本のユーザーよりも海外のほうがNotifyのニーズが高いのでしょうか?

もちろんクラウド上でIoT連携を行なうIFTTTとも接続できますが、

ぜひGravioでつないでください!(笑)

Gravio側の設定はわずか数行だけ!

Gravio側の設定は、わずか数行、パラメーターを入れるだけです。

こちらも詳細はQiitaのこちらの記事をご覧ください。
『LINEへの通知をワイヤレスボタンで実行するーGravioの設定。』

HTTPをPostすることで、LINE Notifyに繋ぐ形になるので、Gravioのアクション設定アイコン“HTTPPost”を利用し、プロパティに必要項目を入れていきます。

Gravioアクション設定アイコンで「HTTPPost」を選択

(Slackへの通知の場合は、 アクションアイコンを並べるところのStep 1にSlackが入っていました。

このしくみだと、温度トリガーによって、SlackとLINEの同報ができる仕組みになります。

LINEだけでいいよ、という場合は、Step 1に”HTTPPost”を選択し、プロパティを設定していけばOKです。)

プロパティには下記を入れていきましょう。すべての情報はLINE NotifyのAPI仕様に記載されてますのでご興味ある方はしっかり読んでください。

通知ができればいいよ、という方は、そのままコピペでw

【 URL 】 https://notify-api.line.me/api/notify

【 HTTP Method 】 POST を選択

【 Content- type 】 デフォルトのまま(urlencoded)

【 Query String 】 空白でOK

【 Body 】 ”message=伝えたいメッセージ(ユーザー設定)“

【 Authorization Type 】 Bearer

【 Authorization Token 】 先程LINE notifyで発行したトークン

【 Timeout 】 30(デフォルト)

これで、伝えたいメッセージをGravioからLINEに送ることができます。

LINE側を見てみると、下記のような形でメッセージを受信しています。

GravioからLINEに受信したメッセージ

たとえば、押し釦が押されたら、LINEに通知。

以前「総務系」のホワイトボードマーカーやコピー用紙、湯茶の補充、はたまた受付の呼び鈴のIoT化などのお話をしましたが、

LINEであればIoTと身構える必要もなく、すんなり受け入れられるのではないでしょうか。

また、LINEならではの「グループ」とうまく組み合わせて利用することで、1:nの情報共有がとっても簡単にできるのも魅力ですよね。これも「通知あるある」ですが、弊社のお客様で飲食関連の方がおられまして、

「LINEだったら使えるよ、使ってるよ」というケースは多いものです。

地域活性化や催事の際に、店舗間で混雑情報の共有や店舗内顧客の活動量、はたまたお手洗いの混雑状況などもLINEグループでシェアすることで、テキスト型のダッシュボードとして使うこともできますよ。

言い換えれば、店舗間、お客様同士を「つなぐ」ソリューションということです。

送客、集客、混雑緩和などのサポートを是非Gravioと無償貸出センサー、およびLINEで実現してみませんか?

更にこれからも様々な通知に対応していきます!

前回のブログでも記載したとおり、やはり「つなぐ」先はお客様それぞれに「想い」があるものだと改めて思います。

また、グローバルで展開しておりますGravioにとっては、ロケーションごとの個性なども通知サービスとしてカバーしていく必要があると感じています。

引き続き、皆様の「通知」に関するお悩み、ご相談、ご希望などをお寄せいただければ幸いです。

誰もが「カジュアルに使えるセンシングとアクチュエーション」を目指し、今後もさらなる追加、改良を行ってまいります。

乞うご期待ください。

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