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2020-07-06

<Gravioユースケース>新登場、GravioオリジナルCO2センサー!本センサーを使って「密」を可視化、特定の濃度になったら通知する仕組みが簡単に実現。三密防止ソリューションとしてHITO病院様で既に導入スタート!

<Gravioユースケース>新登場、GravioオリジナルCO2センサー!本センサーを使って「密」を可視化、特定の濃度になったら通知する仕組みが簡単に実現。三密防止ソリューションとしてHITO病院様で既に導入スタート!

こんにちは、Gravio事業部のタルミです。

緊急事態宣言が解除され、少しずつですが、街に活気が戻りはじめていますね。ただ、TVやSNSのニュースを見ていて気になるのは「冷房クラスター」や「職場クラスター」、また「会食クラスター」といわれている、「」に関わる問題です。

引き続き、感染症対策として、「換気」や「濃厚接触回避」の重要性が叫ばれている中、ITを活用することで「」の可視化をする仕組みが続々と市場に登場してきています。体温測定とマスク装着を促す、画像認識を活用したシステムがショッピングモールなどで導入されはじめていますし、先日、とあるビルの喫煙コーナーでは、カメラを使って喫煙所内の人の数を推論し、その結果を入り口に掲示されているタブレットに表示し、入場を制限する、という仕組みを目にしました。

しかしながら、カメラの設置は、場所を選ぶのも事実です。

プライバシーの観点からカメラを置きたくない、というケースはよく耳にします。また、カメラを使った仕組みは周辺のコスト(接続、部材などなど)が高価になりがちなのもありますね。広いスペースをカバーしようと思うと、結構な台数が必要となり、結果、高い金額になってしまうケースもちらほら。もちろん、人の特定などが必要な場合、カメラは逆にとても有用ですが。

プライバシーを考慮し、リーズナブルかつある程度広いエリアで「密」を測定したいという声にお答えすべく、今回は、Gravioが新たにレンタルデバイスとしてご用意いたしました、オリジナルCO2センサーをご紹介したいと思います。

呼気に含まれるCO2から、その空間の換気状況や、人の密度を類推しよう、

ということですね。これならプライバシー的に設置が難しいエリアでもある程度のデータが取得できます。

 

 

オリジナルCO2センサー詳細

本センサーはUSBで給電され、10秒に1回、周囲のCO2濃度を継続して測定し、その結果をGravioに無線(Zigbee)で逐次送信します。

これによって、ある程度の設置自由性を持ち、更にオフィスや病院などでも設置しやすいスマートなデザインを特長としています。もちろん、センサーとデータを受信するGravio Hubの間は無線通信なので、通信費用は発生しません。よって、高頻度なデータ送信が可能ということです。

CO2センサーの場合、複数設置をすることが多いので、費用がかかる通信は極力まとめて行なう(もしくは必要なものだけ送信する)という仕組みは有効です。

Gravioはエッジでデータを処理するので、低コストかつ効率的なデータ利活用が可能

というわけですね。データは取り放題です!

設計上の特長
コンセプト
  • 当社独自のオリジナルセンサーでGravioとの接続が可能(動作確証済み)
  • データ送出には無線を利用しネットワーク環境に依存しない設置自由度を実現
  • 小型でシンプルな設計でオフィスや病院に最適なデザイン
サイズ
  • 幅60mm/奥行60mm/高さ25mm (壁取付フック装着時27mm)
セット内容
  • センサー本体
  • 壁取付フック(両面テープ付)
  • USB給電ケーブル
計測仕様
  • 10秒に1回のセンシング(CO2濃度)
  • 400ppm〜2000ppmまで測定可能
提供価格(税別)
契約形態
  • Gravio Standard(月額2万円)契約者に無償貸出
  • [他オリジナルセンサー、発光デバイス(Gravioライト)等と合わせて貸出可(最大20個)]
提供開始時期
  • 2020年7月1日

セットアップをGravioで済ますと、このようにデータがどんどんセンサーから入ってきます。

なお、本センサーはGravio Standard(月額2万円)から無償貸出が可能です。

Standardはセンサーを最大20個借り受けることができます。

CO2センサーを20個利用することも可能ですし、クライメートセンサー(温湿度センサー)とCO2センサーを10個ずつといった使い方も可能です。もちろん、表示灯となるGravioライトを数個混ぜて頂くのも面白いですね。

Enterpriseプランは年額80万円と少しお高くなりますが、センサーは100個借受ができますので、複数フロア、階にまたがる検知であれば、Standardよりお安くなる場合もございますので、あわせてご検討ください。

 

データの可視化

 

ここはお好みの部分なのですが、今回は先日もご紹介しました、簡単に導入できるGoogle Formと SpreadSheet を使ってグラフ化してみます。

 

このように数値がグラフ化されます。

ちなみにこちらのデータはテレワーク中の自宅データです。

CO2濃度から、在席、不在、アクティビティもある程度拾えるかも、ですね。

サボる時はドライアイスでも置いておけば、とか。

おっと誰かが来たようですww

決められた濃度に達したときのアクション

ビル管法では、1000ppmを超えたら、換気をするのが適当と言われています。これは、衛生的な面だけでなく、オフィスなどにおいて作業効率を考えた場合にも重要な値です。

実際、CO2濃度が上がると、人の生産性が落ちるという研究結果が出ています。

(本URLのPDF、30ページ付近のグラフをご覧ください)

ということで、1000ppmを超えたときに、換気が行える(窓があけられる、扉が開放できる)場所であれば、そういったアクションを行うことができる人(総務さんとか)に通知を行なうことで対応してもらう、といった手が考えられます。

ただし、最新のビルなどでは換気は自動で行われるケースが多い(窓も開かない)と思います。こういった場合はビル管理会社と調整をしていただくことになります。だいたい24時間稼働している強制換気のシステムをどう動かすか、という話になりますね。

 

参考までにLINEと連携させて、通知をさせてみると、こんな感じになります。

Gravio上のLINE通知設定は他のブログでご紹介しておりますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

もう一つの通知手段のご紹介です。

Gravioライトを併用して、濃度に応じて点灯色を変更させるのも良いでしょう。

こちらはGravioライトの設定方法ブログで詳細を記しております。

動作イメージはこのような感じです(点灯色、明るさ、濃度は変更可能)

会議室や診察室など、局所的に換気をおこなうのであれば、扉を少し開け、サーキュレーターなどを使うのも手です。空気に流れをつくってあげることで、換気を促すイメージですね。さほど大きくない建物や部屋なら、これだけでも充分効果があります。

勘の良い方ならもうお気づきでしょうが、Gravioで制御できる「スマートプラグ」と連携させ、CO2濃度にあわせて、サーキュレーターや換気扇を自動で運転するのも良案です。こちらもスマートプラグの接続方法を記したブログがございますので、参照して頂ければ幸いです。

 

より高度な活用法として、CO2データだけでなく、Gravioが標準で貸出提供しているクライメートセンサー(温湿度などの測定)を併用することで、室内の温湿度も収集するという使い方があります。

CO2データと温湿度データをあわせて利用することで、最適な換気タイミングと、効率の良い空調の調整を行う、といったことが可能になります。真夏の暑い時間帯ではなく、早めの時間に換気を行っておいて、冷気を有効に活用する、など。CO2濃度が低値に保てて、かつ、最も空調機器に負荷のかからない(省エネ)換気タイミングの見極めなどに、データが役立ちます。

 

まとめ

CO2濃度の測定と、それに基づく換気、人の密度の可視化は、新しい生活様式を実践する上だけでなく、先にご紹介したように、職場などにおける作業能率の改善などでも利用されるケースが増えてくることでしょう。実際、既に弊社CO2センサーとGravioライトをご利用いただき、病院内の環境改善を実施しているお客様がおられますので、あわせてご紹介させていただきます。

Gravioは、弊社が掲げる“CAR(Cloud/Automation/Remote)”を中心に、センシングとAIを「簡単・快適」にエッジで簡単に利用できる「オンリーワンプラットフォーム」として、「ニューノーマル」に対応、実践する上で必要なテクノロジーを引き続き強化し、提供してまいります。

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